屁たれ嫁こオーディション
新作のこけし劇 「屁たれ嫁こ」オーディション開催。
出演者は嫁、姑、商人の3名。


「今回はたった3名なんですってね。」

「緊張するわ。」

「今度こそ合格してみせるわ!」


集合したこけし達。
いろんな想いを胸に秘めステージに並ぶ。




嫁は可愛いのに屁を放つ、そのギャップを狙いたいね。
姑は悪い人じゃないからねえ、そういう顔の子いる?
商人は籠が似合う風貌じゃないと。

審査員達が役に対するイメージの意見を出し合い
以下の3名が合格。
(左から 姑、嫁、商人)





意外とすんなりと決定。



AKO
 
| こけしぼっこ | 13:46 | - | - |
コトコトこけし博2015〜ニッポンのめでたいもの市〜

こんにちは。
いよいよ今週末となりましたね!
今年で4回目、もはやこけし歳時記にはかかせぬ大きな催しですが、
主催のマヤルカ古書店さん、夜長堂さんのコトコトこけし博開催への思い、
あたたかなこけしへの眼差しが、参加させていただくわたしたちにまでもしっかり届く、
本当にすてきなイベントだなあといつも感じています。
今年もこけしぼっこのこけしの旅の本、お送りしております。
津軽系こけし工人長谷川健三さんと津軽こけし館山田さんのこけしトークショーのほかにも、
ちんどんライブ、寄席や曲芸などなど、こけしと好相性のおたのしみも盛りだくさん。
こけしだらけの二日間、ぜひお楽しみください!
のりこ

 

 

出店者の方々など詳しい情報は
こちら→

よりご覧くださいませ。

 
| こけしぼっこ | 17:31 | - | - |
Made in TOHOKU トークショー

仙台の街が伝統工芸品で盛り上がってます。

Made in TOHOKU

見たり聞いたり体験できたり。
イベントマップ片手にいろんなところに皆さん行かれるのでは?

私は1つに狙いを定める。
「こけし その人気と魅力」と題して
カメイ美術館の学芸員 青野由美子さん、弥治郎系こけし工人・新山吉紀さん、新山真由美さんによるトークショー。
この三人が集まれば何か起きるに違いない。

11時からということでぴったりの時間に会場入り。
こけし愛好家の先輩がた、こけ女さんなどなど。
こけしファンのおなじみさん達が席を埋めてるのを確認。
青葉こけし会の広報部長と私が勝手に思ってるninaさんがいない!と思ったら
別会場のトークショーに行ってるらしく。
ninaさんに頼まれたというSさんがビデオカメラを最前列中央席でスタンバイ。
ぬかりない。

やっぱりninaさんはぬかりない。




トークショー始まる。
青野さんの質問にぎょっとしたり。
吉紀さんのぎりぎりトークに
「その話になんと返したらいいのかわかんないですけど。」とスルーしたり。
彼女の聞き手役は完璧。

お2人のなれそめエピソードは、ちょっと照れあり毒もありで笑う。
でも本題のこけしの話になると素晴らしい言葉が溢れ出す。

「がんばってやってたら、困った時は必ず助けてくれる人が現れる。
だから本気になってやってると専業でも工人としてやっていけると伝えたい。」

「専業でやるって決めて、どうしても苦しくなったらバイトするくらいの想いでいないと
他の仕事に逃げてしまう。」

こけしを売る仕組みの新しい方法を考えたり。
弥治郎系のこけしの未来や
若手工人や
修行中のお弟子さんや
まだ見ぬ工人に憧れている人へのエールとも思える言葉がたくさん。

女川から白石にお嫁に来て工人になった真由美さんの言葉も印象的。

「弥治郎系こけしの工人はトップの人が下の人の話をちゃんと聞いてくれる。
そういうことはなかなかないということを知った。」

「こけし工人は親から子へと受け継がれていく流れの中で、
私はよそから嫁に来て工人になった。
女性工人は圧倒的に少ない。受け入れてもらえることが本当に幸せ。」

「これから工人になろうと思う人は
私のような、よそから来て工人を目指す立場の人。
そういう人達に私が橋渡し役になることが出来ると思う。」

なんと心強い言葉。
リーダーが引っ張るだけじゃなかなか大変だけど、
サブリーダーがうまく支えてまとめれば組織としてうまくいくはず。

弥治郎こけし工人のつながりはしっかりとしているのはもちろんのこと
懐が深いことがうかがえるお話といい、
魅力的なトップリーダーとサブの存在といい

優良企業のお手本みたいじゃないの。

弥治郎こけしの未来は明るいと昔から思っていたけれど。
理由はこれだったのね、そうなのねと納得。

トークショーのそろそろ終わりとなる頃、
質問に対して全く関係ないエピソードを話し出す吉紀工人。
そこを上手くフォローしていく真由美工人。

納得から確信に変わった瞬間。
充実の1時間だった。


AKO
(photo の)
| こけしぼっこ | 15:55 | - | - |
PIKKU JOULU / ございん祭り こけし劇
 
こんにちは。
寒さが身にしみる毎日でございます。
みなさまいかがお過ごしですか。

PIKKU JOULUでのこけし劇も、
おかげさまで無事終了いたしました。
小さな女の子が持参してくれたマイこけしが舞台にあがったり、
最前列の女の子からのおもしろい〜おもしろい〜との連呼、
最高のお声がけをいただいたりと!!
今回も、きらきらとした場面に立ち会うことができ、
団員一同感謝感激でございました。
ご来場いただいたみなさま、本当にありがとうございました。

今回、PIKKU JOULU上演中の写真を撮ることが出来なかったので、
大変遅くなりましたが、9月に同じ演目で上演いたしました、
北山・輪王寺さんのお祭り「ございん祭」での様子を!

ございん祭りは、地域密着のすてきなお祭り。
お祭りに深く関わっていらっしゃる、
絵本と木のおもちゃ「横田や」さんがお声がけくださいました。


帽子おじさん(横田やさん)の挨拶で、朗らかムードで幕があく。


いつも前説や幕間で大活躍。
佐藤康広工人に作っていただいた指人形と、
山谷レイ工人のおかっぱこけし。


おうちにこけしがある人は?の声掛けに、
応えてくれるこどもたち。
祭りの熱気がむんむん!!!


原作 君島久子 福音館書店
脚本 山田衣純


「くま王」役には、鼻筋のとおった赤だるま。
団員友人からお借りしました。作り手さんは宮城の方なのだそう。


いたずらものの雷様が凧に乗り、雲の上へと舞い上がる。
雷雲は、こけしのカツラなど毛まわりの小道具担当、
羊毛作家の木下明子さん(団員/A-skip*)作の羊毛の雲。

「へそもち」
原作 渡辺茂男 絵 赤羽末吉 福音館書店
脚本 山田衣純


へそもちの名脇役たち
ぺったらぺったん餅つき!餅つき!


2014年のこけし劇は、
今回のピックヨウルでおしまいとなります。

いつもお世話になっている秋保木の家さんをはじめ、
今年も様々な場所とのご縁をいただき、
主に「三枚のお札」「へそもち」「ほしになったりゅうのきば」
を上演させていただきました。
「へそもち」では初のオリジナルお囃子「へそ音頭」も生まれました!

2011年からはじまったこけし劇、劇団員は現在6名。
上演の都度、仕事あり、赤子あり、などの事情にあわせ、
それぞれが演じる役も人数も、変化が常となっております。
この夏には、団員ひとりでの「ひとりこけし劇」上演という一大事もあり、
彼女がこの一人舞台を颯爽とやり遂げたおかげで、
変化もどんとこい、やって出来ないことはない!?と
大変心持ちが身軽になったこけし劇4年目でございました。

来年も、またこけしの後ろから、
老若男女たくさんの方々のいい顔笑う顔に出会えますように。
こけし劇の上演ご依頼も、お待ちしております。

みなさま、寒い日が続きますが、
風邪ひかぬよう、どうぞあったかくしてお過ごしください。
それではまた〜!

のりこ




| こけしぼっこ | 11:30 | - | - |
PHPスペシャル こけしじゃーにー最終回

月刊誌「PHPスペシャル」の裏表紙に、
こけしぼっこ小島が連載させていただいておりました「こけしじゃーにー」
2014年1月号の作並系からはじまり、
11月号の津軽系にて11系統の旅を終え、
ただいま発売中の12月号で最終回をむかえております〜!


by Yumiko A

昨年夏、こけしじゃーにー連載のお話をいただいた際には、
はたしてわたしなんぞがお受けしてよいお仕事なのだろうかと驚きと戸惑い・・
しかし編集者さんからの、ホッとニヤッとひと息つけるような息ぬき担当ページを!
とのお言葉に、こけしそのものになんとぴったりなお役目なのか、よーしと心定まり、
4月号(作並系)より「こけしじゃーにー」がはじまりました。

新山真由美工人のインタビューが掲載された号も!
◎真由美さん節全開の面白くも感動のインタビュー。
お近くの書店、もしくはPHPのサイト→にて、
バックナンバーのお取り寄せもできますよ〜! 
2014年3月号です。

そして今月号の最終回。
フィナーレにとあたまの中に浮かんでいたのは、
長年こけし愛じゃーにーを歩んでこられた大先輩、Tさん宅のこけし棚、その一角。
目にしたとき、心につーんとあったかいものが走りました。
ああ、愛し愛され半世紀、でございます。

ページ下部には、1年間のこけしじゃーにーに力強く伴走してくださった、
担当編集者の小笠原綾さん(本当にお世話になりました!)のはからいで、
毎号の系統紹介で登場した11のこけしたちがずらっと並んでおります。

PHPスペシャル12月号は、
本屋さんやコンビニで発売中!
◎http://www.php.co.jp/magazine/phpsp/

同じく仙台より、
イラストレーター 佐藤ジュンコさんのつれづれBOOKWARMも大好評連載中!
こちらもクスッとニヤッと担当、間違いなし。
ぜひ、ご覧くださいませ。


ピックヨウルこけし劇のご予約もお待ちしておりますよ〜!

2014年11月15日(土)
午前の部 11:30〜
午後の部 14:30〜
(上演時間は30〜40分 / 午前・午後とも演目は同じです)
場所 秋保木の家 ロッジB
(木の家さん受付より、川の方へ下ってすぐ、つきあたりのロッジです)
お一人500円(未就学児無料)
会場の都合上、お席のご予約をお願いしております。
または
09040909263(こじま)まで
午前午後のご希望・お名前・人数・ご連絡先をお知らせください。
kokeshibokko@gmail.com

ではではみなさま、よい一日を!

のりこ
| こけしぼっこ | 08:56 | - | - |
Pikku Joulu vol.09 こけし劇のご案内
 
みなさまこんにちは。
2014年もあと・・指おり数えはじめるころ、
Pikku Jouluのおしらせがやってきますね!
今年は vol.09 !



「Pikku Joulu Vol.09」
北欧と東北のクリスマス
開催日時:2014年11月15日(土)16日(日)
10:30〜17:00
入場無料


:::::::::[ 会場:木の家 ]:::::::::

「北欧と東北のクリスマス市+作家市」

参加:北欧雑貨Bjork ・MUGUET ・se calmer KAYO/se calmer Ritsu
ko*mu+yomogi  . 菫 . Millinery Bow.R・Happy Toco

「食べ物市+カフェ」

参加:Callong ゆふ・beautybooks & coffe Cy・アンソレイユ・ヘルボン舎(15日)
spica(15日)上杉農園樹の下(15日)食灯音(15日)
アトリエペチカ(16日)小冊子ふきながし(16日)ふつきぱん(16日)

「展示+劇+講演」

・手とてとテ: 仙台・宮城
の伝統工芸品と工人の仕事 展示と映像

・こけしぼっこ: こけし劇 (お一人500円・未就学児無料)
15日(。隠院В械亜繊´■隠粥В械亜繊僕縮鵝kokeshibokko@gmail.com

・スウェーデンデンタル仙台: 明日から使えるスウェーデン最新歯科事情(講演)
15日 16日 (12:30〜13:30)両日予約先着20名様歯ブラシプレゼント!
   要予約:sweden.dental.sendai@gmail.com
  
        電話: 022−299−0412    
                       

・東北工業大学 梅田弘樹 :フィンランドのデザイン 
16日(講演)(14:00〜15:00)
  要予約:umeda.kaori@studiolume.com


:::::::::[ 会場:天守閣自然公園 ]:::::::::


・しげ散歩(子供向け森のガイドツアー)16日日中
要予約 futagi03416@poem.ocn.ne.jp


・もみじライトアップ 秋保ナイトミュージアム(17:00〜21:00)


[主催]
北欧雑貨 Bjork(ビヨルク)http://www.bjorkbjork.com
Calling ゆふ
ライティングスタジオ LUME http://studiolume.com


[場所]
秋保温泉内 東北自動車道 仙台南 IC より 約15分
秋保温泉バス停下車 タクシーで2分

木の家: 宮城県仙台市太白区秋保湯元字馬己2−1
Tel :022−397−2714
http://www.akiu.net/kinoie/

天守閣自然公園:宮城県仙台市太白区秋保湯元字源兵衛原10
tel:022-398-2111


[協力]
ギタリスト:佐藤 正隆 ・手とてとテ・スウェーデンデンタル仙台



[問い合わせ]
北欧雑貨 Bjorkまで 
bjork@bjorkbjork.com





こけしが語る昔話
こけしぼっこの「こけし劇」

Pikku Joulu
vol.09 では、
「ほしになったりゅうのきば」
「へそもち」
ふたつのお話を上演いたします。




2014年11月15日(土)
午前の部 11:30〜
午後の部 14:30〜
(上演時間は30〜40分 / 午前・午後とも演目は同じです)
場所 秋保木の家 ロッジB
(木の家さん受付より、川の方へ下ってすぐ、つきあたりのロッジです)

お一人500円(未就学児無料)

会場の都合上、お席のご予約をお願いしております。
または
09040909263(こじま)まで
午前午後のご希望・お名前・人数・ご連絡先をお知らせください。


こけしぼっこのこけし劇は、
2011年の暮れ、Pikku Joulu vol.06の会場からはじまりました。
ご縁の深い大切な場、秋保木の家さんにて、
今年もまた、みなさまにお会い出来ますこと、
こけしぼっこ一同、楽しみにお待ちしております!


のりこ
| こけしぼっこ | 16:35 | - | - |
北山・輪王寺 ございん祭
9月28日の日曜日、
仙台北山 輪王寺さんのお祭り
「ございん祭」にて、
こけし劇を上演いたします。



第23回目〈人形供養〉
北山・ございん祭
2014/9/28(日)
11:00-16:00
北山・輪王寺境内

こざいんとは、仙台弁で、おいでなさい。
フリーマーケットや、絵本バザー、
紙ブーメラン作りなどのあそびの広場、大道芸にございん寄席!
餅つきもありますよ。
こけしぼっこは13:30より、
輪王寺・美術館ホールにて上演いたします。

輪王寺は庭園も美しく、
ロバの親子がのんびり、時に鼻息荒く過ごしていたり、
ひっそりシクロが置いてあったりと、
お散歩していても楽しいところ。
北山トンネル建設のため、すべて伐採されてしまった大きな杉の木の参道も、生態学者宮脇昭先生の指導のもと、新しいふるさとの森作りが実践されており、木々が凄まじい生命力で年々生い茂っています。
ぜひ秋のお祭りの1日、
遊びにいらしてくださいね〜!

場所は、
絵本と木のおもちゃ 横田屋さんの向かい
小雨決行、入場無料です。

輪王寺→http://www.rinno-ji.or.jp/
問い合わせは
絵本と木のおもちゃ横田屋
022-273-3788まで


のりこ

| こけしぼっこ | 17:46 | - | - |
こけし、かだる?鳴子編 仙台×ミシマ社さんレポート!

去る6月22日に開催しました、第4回こけし、かだる? 鳴子編。
陽気なこけし囃子をBGMに、ご参加頂いた老若男女それぞれのこけし愛が炸裂。
余韻が残る会場にて、参加者の方からスケッチレポートを見せていただきました。
今しがた終わったばかりのかだるの時間がもう紙の上に・・
桜井昭寛工人や、参加者の方々のお宝発言の数々が、
似顔絵入り(似ている)でかわいらしくしっかり記録されており、感動の嵐でございました。
このレポートの書き手は、仙台×ミシマ社プロジェクトの菅井牧子さん。
仙台市民有志とミシマ社さん協働で、
今までにない仙台本を作るべく活動していらっしゃいます。

そして後日、完成版ができたとのお知らせをいただきました。
よみがえるあの方、あのこけし、あの時間。
菅井さん・プロジェクトのみなさんより掲載の許可をいただきました。
画面上、実物より字が小さいのですがごめんなさい!
ぜひ、ご覧下さいませ。





ああ絵心があるってなんてすばらしい!
この記事、先日発売されました、
仙台×ミシマ社プロジェクト発行リトルプレスにも掲載されてます。
メンバー八巻祐子さんによる、えじこについての考察、こけし4コマまんがも。

*仙台×ミシマ社プロジェクト
こちら→ には、プロジェクトの活動のようすが更新されています。
最新記事の「びっくり仙台暮らし」は菅井さん発ですね〜!


ではではみなさままた。


のりこ

| こけしぼっこ | 23:22 | - | - |
第4回 こけし、かだる? 鳴子編 (後編)

ここからは桜井工人の一日、一年、人生のお話を伺います。
 
まずはある一日から。
6時に起床。
今日は何をしようかと考えます。
この日は山の工房へ。
鳴子のこけしはミズキを使います。
いかに白さを保ち仕上げをするかがテーマだそう。

(photoby Eri Yoshida)

昔は炭焼き職人さんからミズキは燃やすと灰になってしまい
炭に向かないのでもらっていたそうです。
仕入れ先は岩手県の宮古。
宮古は震災で大きな被害を受けた地区。
すぐ連絡を取り無事を確認したそうです。
 
 
7時開店。
接客は妹さんが担当です。
 
(photoby Eri Yoshida)

9時半。
こけし祭りの招待工人の依頼をしにいく仲間の見送り。
こけし祭りでの工人さんはろくろを挽いているイメージが強いですが
地元の工人さんはお祭りの準備に大忙し。
秋はこけし祭りが各地で開催されるので招待工人の確保が課題。
招待工人の依頼は電話ではなく、直接会いにいくのだそうです。
 
10時。
後藤工人宅でこけし祭りの手ぬぐいのゲラの確認。
今年は60回目のこけし祭りなので手ぬぐいの販売を充実させて全18種類を販売予定。
こけし祭りで手ぬぐいを楽しみにしているお客さんはたくさんいます。
参加者の中にも手ぬぐいを暖簾やバックに仕立てて活用しているというかたもいらっしゃいました。

(photoby Eri Yoshida)
 
12時。
商工会で7月に東京巣鴨にある高岩寺の展示の打ち合わせをしながら昼食
午後からは店の隣の工房で木地挽き
作業が細切れになるときは集中する絵付け作業ではなく木地挽きをするそうです。


 (photo by Eri Yoshida)

18時夕食
 
19時閉店
 
20時まで作業 20分作業をして10分休み (テレビを見たり、家族と話したり)
 
24時就寝
 
お祭りの前は人に会って打ち合わせをすることが多く
まとまった時間にこけしを作ることが難しそう。
忙しい日々の中でon/offの切り替えはどうしているのかと伺うと
首をかしげて「どうしてるんだろうなあ?」とご自分でもわからない様子。
打ち合わせの後のおしゃべりで切り替えているのではないかなあと
おっしゃっていました。

(photo by Eri Yoshida)
 
次に一年間のスケジュールを伺います。
ある一年(2014)。

1月 春を待つ人形展 (1/23-2/20 秋田県秋田市ル・エタージュ)
   おひなさまこけしで参加(30点作る)
 
2月 東北復興支援 鳴子こけし実演展示イベント打ち合わせ
   現場でどんな風にディスプレイするかをイメージするそうです。
 
3月 
 
4月 乾燥中の木材から使えるものが出始める。
   乾燥方法は木材の様子を見ながら。皮の剥き方を毎回試行錯誤。
 
5月 
 
6月 こけし祭りの打ち合わせ
   今年は60回という記念の年。
   こけし11系統を取りそろえる目玉企画があるそうです。
 
7月 東北復興支援 鳴子こけし実演展示参加(7/2-7/6 とげぬき地蔵尊高岩寺信徒会館)
 
8月 盆踊り こけし通り地域の催事。
   鳴子は地域の結びつきが強くお葬式や運動会も地域で行います。
   こけし祭りでは獅子舞を演じます。桜井工人は笛を担当。

9月 第60回全国こけし祭り(9/1-9/2 鳴子小学校体育館)
   毎年お目当ての工人さんのこけしを購入しようと何日も前から行列ができます。
   参加者のかたにどのような状況なのかを伺ったところ当日の朝6時には40人くらい並んで   いて整理券が配られ、開始時間になると順番に体育館に入場したそうです。
   激しい争奪戦が繰り広げられると想像していました。
    実際は整然としているのでした。
   桜井工人の話によると行列しているそばで、会場の警備という名目で若手工人が集まり交    流会(お酒あり)を行っているのだそうです。
    「お客さんには申し訳ないんだけれど。」
 
   会場に飾っているポスターは第1回全国こけし祭りのポスターに彩色したものだそうで    す。
 
   こけし祭りの様子の写真を見ながらお話を伺います。
   写真は愛好家のかたがまとめてくださったものを桜井工人からお借りしました。
   古い写真が中心で当時の盛り上がりがよくわかります。
 
   パレードで張りぼてこけしが練り歩く写真。

(お借りした映像資料より)

張りぼてえじこからニョッキリ足がでているのがなんともおかしくて。

80年代でしょうか?聖子ちゃんカットをしたミスこけしの写真。
獅子舞の横で笛を吹く桜井工人の写真。
「よく覚えたよなあ。今は覚えろって言われても出来ないよ。」
昔はこけし囃しのコンテストがあったそうです。
ポリネシアン風の半裸の女性が激しく踊っている写真。
こけし祭りでポリネシアン。
この取り合わせにお祭りの盛り上がりの熱さを感じます。

(お借りした映像資料より)

子供神輿はこけしの張りぼてが乗っているのが可愛らしい。
「こけし工人が学校まで呼び出されて顔を描くのですよ。
地域によって顔が違います。」
強烈な印象を与えたのは激しく燃える炎に黒いこけしのシルエットが浮かぶ写真。

(お借りした映像資料より)

失敗したこけしなどをこの時に燃やすのだそうです。
サスペンスドラマのワンシーンを思わせるような1枚でした。
 
 
10月 紅葉 観光客がたくさん訪れます。
   こけしはお土産としても存在するもの。
   この時期は県外のイベントなどに出向かずに地元でしっかりと
         お客様と向かい合うそうです。
   
11月 鳴子こけし祭り 横浜人形の家展参加
   東北復興支援 鳴子こけし実演展示参加(とげぬき地蔵尊高岩寺信徒会館)
 
12月 木材が宮古から到着 ブームの頃は100石仕入れていたが現在は15石。
   クリスマス向けのこけしは作らずに、おひなさまこけしのアイデアが
         どんどん浮かぶのでそちらに力を注いでいるそうです。
 
こけし祭りはもちろん、観光シーズンは行楽客との交流を大切にされていたり、地域の催事も積極的に活動されています。
その中で秋田のギャラリーの出展理由は「おひなさまだったから。」
桜井工人はおひなさまを積極的に製作されていますものね。
 
(photoby Eri Yoshida)

続いて人生に迫ります。
桜井昭寛工人の人生
 
1951年(昭和26年)62日生まれ 幼少時代はモノづくりが好きな子供。
 
鳴子小学校に入学。
同級生は高亀こけし店の高橋武俊工人。
 
鳴子中学校に入学。
昭和39年東京オリンピックに向けて選手団に贈るこけしを
こけしクラブで8000体製作。
こけしクラブに工人さん達が出向いて指導にあたったそうです。
祖母の桜井コウさんもその中の一人。
あまりの忙しさにこの年のこけし祭りは中止。
中学1年生だったので木地挽きはさせてもらえず描彩部隊。
23年生が轆轤部隊で木地挽きをしたそう。

(の)

このままこけしの世界へと歩み始めるのかと思いきやバレーボール部に転部。
理由は「面白そうだったから。」
古川高校に入学。
スキー部に入部。
スキーは他の地区の学生はやらないが鳴子地区の人は全員やるそうです。
「スキーはこのあたりに住む者の定め。」
 
高校卒業。
こけし工人の道へ。
こけしクラブで面白いと思ったのがきっかけ。
 
20代にみずきの会を結成。
岡崎斉一工人を中心に結成した若手工人の会。
祭りの運営を担うように。
みずきの会で積極的に地域にかかわる仕事に取り組む。
「ここでたくさんのことを学びました。」
 
40代に昭寛型のおひなさま製作開始。
「皆がおやじと同じものを作っているけれど、自分は違うおひなさまを作りたい。」
今まで何種類作ったのか質問してもわからないとのこと。
ああしたい、こうしたいといろいろなアイデアが浮かび、
それを追いかけるように製作をするそうです。
振り返らず常に前を見て製作途中では完成図が見えておらず、
完成してこんなものが出来たんだと自分で驚くそうです。

(photo by Eri Yoshida)
 
2014年 64歳 現在。
 
今後の展望は何かとお聞きしたところ、昔の型の復刻を手掛けたいそうです。
新しいものを生み出す力と伝統の型を大切にする想い。
2本の柱がしっかりとあるのですね。
 
地域の仕事も積極的にこなしながらこけし工人の仕事に打ち込む姿はエネルギッシュ。
目が回りそうな日常を過ごしながら楽し気に見えるのは
どんなことに対しても面白そうだからやるという考えがあるからこそ。
 
「おやじに似ているのだと思います。昔は家に職人が何人もいて新型こけしも作っていました。だから伝統型だけに囚われずに自由に発想するようになったのかもしれません。」
 
伝統工芸の世界、地域との結びつきが強いと考えも縛られそうですが、
師匠である昭二工人や環境の中で芸術家センスが磨かれたのでしょう。
取材をした時に「パニックになったりしませんか?」と質問したら
「なりますよう。よくわからないけど、でもなんとかなっちゃう。」
流石であります。
  
(photoby Eri Yoshida)

最後に参加者の皆さんから感想をお聞きしました。
 
「私はこけしをまだ持っていませんが、お話を聞いて欲しくなりました。」
 
「桜井さんや皆さんの話を聞いてこけしには命があるのだなあと思いました。」
 
「気仙沼で震災で津波に会いました。
玄関にこけしを飾っていて(こけしが)いらっしゃいと言ってくれている気がしてた。
着のみ着のまま逃げて助かりましたが、あのこけしはどうしたのだろう。」
 
「うちにはいただきものの大きなこけしがあるのだけれど横に寝かせてしまったままです。
皆さんの話を聞いていたら命あるものなのになあと。作っている人の前で申し訳ないのですが。」
 
こけしを通して皆さんの心が通い合う瞬間を感じました。
こけしの話をしながらいつの間にか自分を振り返るようです。
今回のこけし、かだる?は桜井工人の貴重なお話を伺うだけでなく、
東北で暮らす人の想いにも触れた会になりました。

(の)

こけし、かだる?は毎回同じ内容で行っていますが
参加者のお話を聞いて皆が想いを寄せたり、話が更に深まったりすることで
違う色になるなあと回を重ねて感じています。
工人さんの人生や想いを聞くとこけしの印象が新しく感じるようになるのも面白いところ。

こけしへの熱い想いを話してもらったり、
発言しなくても(ぜひしてほしいですが)その場の雰囲気を楽しむだけでもよいのです。
こけしの話から自分を振り返ったりすることもあったり。
帰り道に「あー、やっぱこけしって可愛いなあ。」と心を温めていただければと思います。


次回の開催は現在未定です。
決まり次第またブログで告知いたします!


AKO


(photoby Eri Yoshida)

| こけしぼっこ | 08:07 | - | - |
第4回 こけし、かだる? 鳴子編 (前編)


先日開催しました「第4回こけし、かだる?鳴子編」。
詳細レポートを報告いたします。
こけし、かだる?ってこんな感じでやってます、といった雰囲気をお伝えするため
こけし熱が体内にある間に脳内レコーダーをフル回転させて書きました。
参加されたかたは「あー、そうだったねー。」と思い出していただき、
まだ参加されていないかたは次回参加の気持ちを固めるきっかけとして読みくださいませ。

それでは、レツゴ!


雨のしずくでケヤキの緑が濃くなった日曜日。

こけし、かだる?鳴子編のゲストは桜井昭寛工人。


 


会場に「こけし囃し」が流れ、ついつい体が動き出します。

第60回全国こけし祭りのポスターも飾り楽し気な雰囲気。

桜井工人は自宅にあるこけしだけでなく、工人仲間に声がけしてくださって

高亀こけし店さんから柳宗理とコラボレーションした木地玩具(鳩笛・亀車の他にも!)や

こけしの岡仁さんからも中学生の時にこけしクラブで作ったこけしを持ってきてくださいました。



師匠昭二工人のこけしは東京オリンピックの聖火台モチーフこけし、
エジプト風のこけしやビーナス風の長い髪をしたこけしなど。

桜井工人のおひなさまこけしは種類もたくさん。

開始前からこけし達に注目が集まりました。

 

参加者は約40名。

マイこけしは鳴子系が多く見られました。

こけし歴が長いこけし先輩や、

こけし界のドアを叩いたばかりのかたもいらっしゃっての会となりました。

 

桜井工人から鳴子系こけしの説明をしていただきます。

「私が説明しなくても皆さんはご存知だとは思いますが。」と前置きして
鳴子系の頭を回すとキュッキュッとなること、胴が太目なこと、
師匠である昭二工人のことなどを途中笑いも起きるような話も交えながら紹介していただきました。

地元の小学生に鳴子ナンバーワン工人と評される桜井工人。

お話が楽しいです。

 

参加してくださった皆さんのこけしのお話をうかがう「こけし語り」から。

 

津軽系のこけしをお持ちいただいた男性。

「初めは奥瀬鉄則工人のこけしを、亡くなられてからは奥瀬陽子工人、

今日は息子さんの恵介工人のこけしを持ってきました。」

こけしと工人さんに魅せられて交流が長い年月も続いている素敵なお話。

 

 

自宅の茶箱10箱の中から久しぶりに出して連れてきたこけし。

「たくさんこけしを集めていたのに転勤が決まってしまって。」

当時の想いを話してくださった男性。

 

こけし雑貨を作っている女性。

ドアノブにかけるプレートをお持ちくださいました。

こけしを見ると自分なりに作りたくなる気持ち、分かります。

 

ご主人の実家に眠っていたこけしを発掘し、

磨いてお持ちくださった女性。

年月がたち描彩があせ、木地は日に焼けて古さを物語っているもの、

ぴっかぴかに磨かれたこけしにキュン。

 

初めて購入したこけしをお持ちくださった女性。

可愛らしさを語る様子にこれからどんどんこけしが増えてくることを想像します。

 

桜井工人のおひな様をお持ちくださった女性。

「とても可愛いのでぜひ皆さんに見ていただきたくて。」

 

色紙とかごに小ぶりのこけしをたくさんのこけしをお持ちくださった男性。

「津波にあったこけしです。可愛がっているこけしは身近なところに飾っていて。

そういうこけしが被害にあいました。」

胴模様の描彩が濡れて滲んだり、色落ちしていたり。

「処分も考えたのですが、妻がそれはかわいそうだと申しまして、布で拭いてやりました。」

 

大事にしていたこけしには思い出や愛情が込められていて単なる物ではありません。

美しい模様はなくなってしまっても

そのこけしの美しさ、思い出や愛情は消えたりしません。

会場が皆さんの温かい気持ちで満たされていくように感じました。

 

こけしぼっこ山田が質問を投げかけます。

「こけしの収納、皆さんはいかがされていますか?」

こけし好きにとって誰もが持っている共通の悩み。

好きなこけしが増えるのは嬉しいけれど、スペース確保はもちろんのこと地震対策は特に。

これはこけし歴が長いこけし先輩方に聞くのが一番。

 

「棚に飾っています。地震の時はこけしが倒れて大変でした。

対策は特に無く、季節ごとにこけしを並べ変えています。4シーズン!(指を4本立てて)」

なんと!

季節ごとに並べ替えるなんて展示館並み。

「ひとつひとつ布で磨いては並べます。」

愛でるための手間のかかる作業を、何時間もされているのでしょう。

こけし愛のなせる業。

大人の遊びであります。

 

「私は地震があるので箱に入れてます。」

 

「私は地震の時はこけしの棚の扉のガラスが割れてしまって

掃除をするのに何か月もかかりました。

棚にワイヤーを取り付けて落下防止はしていますが、

こけしは頭が重いのでどうしてもねぇ。」

 

「僕は落下すると怖いので床置きしています。」

こけしの地震対策は永遠のテーマのようです。

 

こけし先輩がこけし情報を教えてくださいました。

「西公園のこけし塔、あれはあの型こけし。
(桜井工人がマイこけしとして持参してくださったものを指さしながら。)鳴子系のこけしの始祖と言われたもの。
当時自衛隊が山形から運んできたそうです。」

鋳物で漆塗装されたこけし塔を輸送する自衛隊の車。

ものものしいけどユーモラスな光景を想像します。

改めて見に行かなくてはいけません。

ホットな情報を皆さんと共有する面白さ。

会場で「へえ!」と声が上がりました。

 

最後に桜井工人のマイこけしを2体紹介していただきました。

 

「このこけしはうちの家系をたどるとここに行きつくという

鳴子系のこけし先祖と言われているものです。

又五郎型といって、師匠の昭二が復元した記念のこけしです。」

 

 

髪がたっぷりと描かれて邪馬台国の人の髪型のよう。

顔の表情も現在の鳴子系のこけしと違うように感じます。

 

「もう一本は昭和39年の東京オリンピックの年に中学校のこけしクラブで作ったもの。

選手団に8000体作って贈りました。

顔は誰が描いたか不明ですが胴模様は私が描きました。」

 


中学一年生が描いたとは思えない筆の運び。

桜井家の歴史の大切な2体のこけしの貴重なお話でした。

後編へつづく

 
AKO

(photo byの)

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