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第4回 こけし、かだる? 鳴子編 (前編)


先日開催しました「第4回こけし、かだる?鳴子編」。
詳細レポートを報告いたします。
こけし、かだる?ってこんな感じでやってます、といった雰囲気をお伝えするため
こけし熱が体内にある間に脳内レコーダーをフル回転させて書きました。
参加されたかたは「あー、そうだったねー。」と思い出していただき、
まだ参加されていないかたは次回参加の気持ちを固めるきっかけとして読みくださいませ。

それでは、レツゴ!


雨のしずくでケヤキの緑が濃くなった日曜日。

こけし、かだる?鳴子編のゲストは桜井昭寛工人。


 


会場に「こけし囃し」が流れ、ついつい体が動き出します。

第60回全国こけし祭りのポスターも飾り楽し気な雰囲気。

桜井工人は自宅にあるこけしだけでなく、工人仲間に声がけしてくださって

高亀こけし店さんから柳宗理とコラボレーションした木地玩具(鳩笛・亀車の他にも!)や

こけしの岡仁さんからも中学生の時にこけしクラブで作ったこけしを持ってきてくださいました。



師匠昭二工人のこけしは東京オリンピックの聖火台モチーフこけし、
エジプト風のこけしやビーナス風の長い髪をしたこけしなど。

桜井工人のおひなさまこけしは種類もたくさん。

開始前からこけし達に注目が集まりました。

 

参加者は約40名。

マイこけしは鳴子系が多く見られました。

こけし歴が長いこけし先輩や、

こけし界のドアを叩いたばかりのかたもいらっしゃっての会となりました。

 

桜井工人から鳴子系こけしの説明をしていただきます。

「私が説明しなくても皆さんはご存知だとは思いますが。」と前置きして
鳴子系の頭を回すとキュッキュッとなること、胴が太目なこと、
師匠である昭二工人のことなどを途中笑いも起きるような話も交えながら紹介していただきました。

地元の小学生に鳴子ナンバーワン工人と評される桜井工人。

お話が楽しいです。

 

参加してくださった皆さんのこけしのお話をうかがう「こけし語り」から。

 

津軽系のこけしをお持ちいただいた男性。

「初めは奥瀬鉄則工人のこけしを、亡くなられてからは奥瀬陽子工人、

今日は息子さんの恵介工人のこけしを持ってきました。」

こけしと工人さんに魅せられて交流が長い年月も続いている素敵なお話。

 

 

自宅の茶箱10箱の中から久しぶりに出して連れてきたこけし。

「たくさんこけしを集めていたのに転勤が決まってしまって。」

当時の想いを話してくださった男性。

 

こけし雑貨を作っている女性。

ドアノブにかけるプレートをお持ちくださいました。

こけしを見ると自分なりに作りたくなる気持ち、分かります。

 

ご主人の実家に眠っていたこけしを発掘し、

磨いてお持ちくださった女性。

年月がたち描彩があせ、木地は日に焼けて古さを物語っているもの、

ぴっかぴかに磨かれたこけしにキュン。

 

初めて購入したこけしをお持ちくださった女性。

可愛らしさを語る様子にこれからどんどんこけしが増えてくることを想像します。

 

桜井工人のおひな様をお持ちくださった女性。

「とても可愛いのでぜひ皆さんに見ていただきたくて。」

 

色紙とかごに小ぶりのこけしをたくさんのこけしをお持ちくださった男性。

「津波にあったこけしです。可愛がっているこけしは身近なところに飾っていて。

そういうこけしが被害にあいました。」

胴模様の描彩が濡れて滲んだり、色落ちしていたり。

「処分も考えたのですが、妻がそれはかわいそうだと申しまして、布で拭いてやりました。」

 

大事にしていたこけしには思い出や愛情が込められていて単なる物ではありません。

美しい模様はなくなってしまっても

そのこけしの美しさ、思い出や愛情は消えたりしません。

会場が皆さんの温かい気持ちで満たされていくように感じました。

 

こけしぼっこ山田が質問を投げかけます。

「こけしの収納、皆さんはいかがされていますか?」

こけし好きにとって誰もが持っている共通の悩み。

好きなこけしが増えるのは嬉しいけれど、スペース確保はもちろんのこと地震対策は特に。

これはこけし歴が長いこけし先輩方に聞くのが一番。

 

「棚に飾っています。地震の時はこけしが倒れて大変でした。

対策は特に無く、季節ごとにこけしを並べ変えています。4シーズン!(指を4本立てて)」

なんと!

季節ごとに並べ替えるなんて展示館並み。

「ひとつひとつ布で磨いては並べます。」

愛でるための手間のかかる作業を、何時間もされているのでしょう。

こけし愛のなせる業。

大人の遊びであります。

 

「私は地震があるので箱に入れてます。」

 

「私は地震の時はこけしの棚の扉のガラスが割れてしまって

掃除をするのに何か月もかかりました。

棚にワイヤーを取り付けて落下防止はしていますが、

こけしは頭が重いのでどうしてもねぇ。」

 

「僕は落下すると怖いので床置きしています。」

こけしの地震対策は永遠のテーマのようです。

 

こけし先輩がこけし情報を教えてくださいました。

「西公園のこけし塔、あれはあの型こけし。
(桜井工人がマイこけしとして持参してくださったものを指さしながら。)鳴子系のこけしの始祖と言われたもの。
当時自衛隊が山形から運んできたそうです。」

鋳物で漆塗装されたこけし塔を輸送する自衛隊の車。

ものものしいけどユーモラスな光景を想像します。

改めて見に行かなくてはいけません。

ホットな情報を皆さんと共有する面白さ。

会場で「へえ!」と声が上がりました。

 

最後に桜井工人のマイこけしを2体紹介していただきました。

 

「このこけしはうちの家系をたどるとここに行きつくという

鳴子系のこけし先祖と言われているものです。

又五郎型といって、師匠の昭二が復元した記念のこけしです。」

 

 

髪がたっぷりと描かれて邪馬台国の人の髪型のよう。

顔の表情も現在の鳴子系のこけしと違うように感じます。

 

「もう一本は昭和39年の東京オリンピックの年に中学校のこけしクラブで作ったもの。

選手団に8000体作って贈りました。

顔は誰が描いたか不明ですが胴模様は私が描きました。」

 


中学一年生が描いたとは思えない筆の運び。

桜井家の歴史の大切な2体のこけしの貴重なお話でした。

後編へつづく

 
AKO

(photo byの)

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